月経困難症は月経期間中に月経に随伴して起こる病的な症状をいいます。具体的には下腹部痛、腰痛、腹部膨満感、頭痛、疲労感・脱力感、うつ症状、いらいらなどの症状があらわれます。
月経困難症の方の中には、子宮内膜症や子宮筋腫などをお持ちの方もいらっしゃいます。
また症状を認めてから、子宮卵巣に病変が出てくるまでは数年かかるとも言われています。
若い頃から症状がある場合は将来、子宮内膜症のリスクになるとも考えられております。
そのため当院では初経を迎えた10代の方でも積極的にお話を伺わせていただき、必要であればサポートさせていただきます。
治療内容として
- ピル(低用量エストロゲン・プロゲスチン製剤)
- プロゲスチン製剤
- 子宮内黄体ホルモン放出システム
- 漢方薬など
があります。
当院では月経困難症の方には問診、超音波検査(状況により経腹超音波も可能です)、必要であれば採血などを適宜行い、その方にあった治療法をご提案させていただければと思います。
月1回のつらい1週間から解放できる方法を一緒に探したいと思います。一度ご相談下さい。