2023年4月より9価ワクチン(シルガード9)が公費で接種可能となります。
これまで2価・4価HPVワクチン接種をしてきたがどうしたらいいか?、途中から9価ワクチンを接種しても大丈夫か?など多くの方からご質問をいただいたため、現在わかっている情報をまとめさせていただきました。
HPVワクチンの交互接種に関するエビデンス
HPVワクチンの交互接種については、現状入手可能なエビデンスによれば、2価または4価ワクチンと9価ワクチンの交互接種について、
同一のワクチン(2価と2価、4価と4価)を使用した場合と比較して一定程度の免疫原性と安全性がしめされたエビデンスが存在する。
(2022年11月8日、第50回予防接種基本方針部会 資料1より引用)
HPVワクチンの交互接種に関する諸外国の取り扱い
WHOや諸外国の保険機関においては、基本的には同じ種類のワクチンでの接種を推奨しつつも、9価ワクチンでの接種の完了を可能としている。
まとめ
HPVワクチンの接種は、同じ種類のワクチンで接種完了することが原則でしたが、2価・4価HPVワクチンを用いて規定の接種回数の一部を完了した方(1回目、2回目)が、9価HPVワクチンにより残りの回数の接種を行う交互接種についても、安全性が一定程度明らかになっていることや諸外国での取り扱いを踏まえ、適切な情報提供に基づき、医師と接種希望者がよく相談した上であれば、実施しても差し支えないとの結論に至っております。
当院でもこれまで2・4価ワクチンを接種した方でも2回目、3回目は9価ワクチンを選択することが可能です。
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